工務店の不動産仲介業参入を支援する物件王(愛知県名古屋市)では、加盟店向けの実務的な営業研修や、事務サポート向けの支援に取り組んでいる。加盟店スタッフが参加する問い合わせ用のチャットでは、専門用語など基礎から実務まで同社がサポート。不動産事業に初めて関わるスタッフを支える。今回は、不動産未経験で物件王の担当となった加盟店の事務スタッフ5人に、働きやすさについて「本音」で語ってもらった。
―全員、不動産業界は未経験で「物件王」を担当するようになったと聞いています。
眞辺 不動産業界は未経験で、初めは専門用語の意味から運営に聞きました。専用チャットでいつでも聞けるのは、オンライン上に事務の先輩がいて気軽に聞ける感覚。知らないと思われたくない「見栄」よりも、できない方が良くないと思っているので、ささいな事でも質問しました。
酒本 入社早々に物件王が導入されて担当になりました。業界の基本的な知識がなかったため、他社へ物件資料の請求をするときの「買い別れ」「条件付き」などの用語が分からず苦労しました。そうした疑問や問題点を整理しながら専用チャットで相談していたので、そのまま社内共有もスムーズにできました。
粟根 私は導入から数カ月のタイミングで入社したので、社内でもシステムに精通している人がいない状況でした。不動産の専門用語の意味やシステムへの入力方法など分からないことだらけ。物件管理に関わることは全て専用チャットから学びました。
―専用チャットをどのように活用していますか。
芦田 業界未経験でかつ導入時は他の事務社員もいなかったため、「分からないことが分からない」状況でした。チャットで発言することは少ないですが、特に疑問に思わず「そういうもの」と当たり前に作業していたことが話題にあがっていると、着眼点に驚かされます。ただの作業として行うのではなく、「各社独自の工夫」や「確立した考えに基づいた作業」の情報を共有できるのはありがたいです。
伊藤 運用担当になってからは・・・
この記事は新建ハウジング10月20日号20面(2023年10月20日発行)に掲載しています。
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