横浜市と住宅事業者が連携して高性能住宅の普及を図るよこはま健康・省エネ住宅推進コンソーシアムは9月22・23日、プレイス・コーポレーション(横浜市)の主催による省エネリノベーション住宅体感見学会を開催した。同社が手掛けた性能向上リノベーション事例を公開し、2日間で73人が見学に訪れた。
見学会の会場になったのは、リノベーションで断熱等級7(UA値0.24W/㎡K)・耐震等級3を実現した築42年の住宅。社長の浜田伸さんが、工事中の写真などを見せながら、リノベーションの内容を説明した。また、設計施工を担当したラクジュ(横浜市)社長の本橋哲幸さんも加わり、見学者からの質問に答えていた。
横浜市建築局住宅部住宅政策課の林隆一担当係長は「省エネ住宅を(座学の)セミナーで周知するのは限界がある。体感して “省エネ住宅っていい”と思える機会を今後もつくっていきたい」と話す。また、今回はリノベーション事例の見学会となったが「周囲には築年数が経過した住宅も多い。この事例での体験を、市民の方々が自宅のリノベにつなげていただくことも期待する」という。
この記事は新建ハウジング10月20日号4面(2023年10月20日発行)に掲載しています。
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