イング建築設計(石川県小松市)は、桐をふんだんに取り入れ、床材・壁紙・塗料などにも自然素材を使用した新たなモデルハウスを10月14日、小松市吉竹町にオープンする。自然のエネルギーを最大限活用するパッシブデザインと徹底的に住宅性能にこだわった高気密・高断熱住宅。
モデルハウスのデザインコンセプトは「令和レトロモダン」。洋館を思わせる高い天井には赤松を使用し、木材の美しさを生かすため、柱を露出させた「真壁」を採用。大きな梁が屋根なりに登る「登り梁」をあえて隠さず見せることで、柱や梁が組み合わさり、建物全体を支える安定感と広々とした開放的な大空間を演出した。
今回のモデルハウスでは、断熱性能・調湿性の高さを兼ね備える高級木材「無垢桐」をすべての居室に取り入れた。木肌がやわらかい桐の床材は、冬は暖かく、夏はさらさらと1年を通して素足で快適に過ごせる。足への負担も軽減する。
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