積水ハウス(大阪市)は10月12日、JR大阪駅北側の再開発地区で、超富裕層向けの分譲マンションを売り出すと発表した。最高販売額25億円で、300平方メートル超の住戸を販売。「次代の王宮」がテーマの豪華な内装で、一部住戸には部屋前まで愛車で乗り付けられるという専用エレベーターを導入する。
地上46階建てで、総戸数484戸。平均的な住戸規模は2LDK約80平方メートルで、価格は未定。眼下には広さ約4.5ヘクタールの都市公園が広がる。各住戸で発電した電力を融通し合うことで、停電後もマンション全体で72時間は電気が使えるという最新の防災設備も取り入れる。
三菱地所や阪急阪神ホールディングス(HD)グループなどとの共同企業体(JV)で開発、販売する。2024年2月に販売開始し、2026年3月から引き渡す予定。大阪市内で記者会見した積水ハウスの仲井嘉浩社長は「日本全体でも注目を浴びるマンション開発になる」と強調した。
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