信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、Reve Planning(東京都葛飾区)が10月4日に東京地裁より破産手続開始決定を受けたことがわかった。負債は債権者約76人に対して約1億1592万円。
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同社は関東の1都3県のほか、支店のある北海道を営業エリアとして、個人住宅やアパート、共同住宅、店舗の新築工事やリノベーション・リフォーム工事、個人オーナー所有の賃貸物件管理、中古物件をリノベーションして販売する事業も手がけ、2022年9月期には年売上高約1億800万円を計上していた。
しかし、この間に新型コロナウイルス感染拡大の影響から大型案件のキャンセルが続いたほか、リノベーション事業に関わる先行投資で借入負担も増加。さらに昨年から今年にかけては資材価格高騰の影響から見積もりが合わず、大型の注文住宅や賃貸物件などが相次いでキャンセルとなり業況が悪化したという。支店従業員の離脱もあって、限界となった。
帝国データバンクによると、債権届け出期間は11月1日までで、財産状況報告集会期日は2024年1月11日午後2時。
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