日本デザイン振興会(東京都港区)はこのほど、グッドデザイン賞の2023年度受賞結果を発表した。
今年度は、5447件の審査対象の中から1548件が「グッドデザイン賞」に選ばれた。受賞企業数は1068社。受賞対象には、さまざまな分野で特に優れたデザインとして高く評価された「グッドデザイン・ベスト100」の100件が含まれており、その中から「グッドデザイン金賞」20件など特別賞計32件を決定した。「グッドデザイン金賞」のうち5件が「グッドデザイン大賞」候補として選出されている。
「グッドデザイン大賞」候補に選ばれたのは、オールフォアワン(千葉県)+山﨑健太郎デザインワークショップ(東京都)の老人デイサービスセンター「52間の縁側」、パナソニック(東京都)電動シェーバー「Panasonic ラムダッシュ パームイン ES-PV6A」、トヨタ自動車(愛知県)乗用車「プリウス」、日本放送協会(東京都)市民科学プロジェクト「NHKシチズンラボ」、神山学園(徳島県)+神山町(徳島県)学校をつくるプロジェクトの集合体「神山まるごと高専」の5件。10月25日に最終プレゼンテーション審査を実施し、この中から「グッドデザイン大賞」1件を決定、発表する。
住宅関連からはケイミューの「KMEW耐火シート」、徳島県の木造4階建て県営住宅木造4階建て県営住宅「新浜町団地県営住宅2号棟建替事業」などが「グッドデザイン金賞」に選ばれた。「グッドデザイン・ベスト100」には、LIXILの室内建具「NODEA INTERIOR GLASS R」、藤貴彰+藤悠子アーキテクチャーとエリアノの住宅「巡る間」、川島範久建築設計事務所の戸建て住宅「豊田の立体最小限住宅」、Gateの建築用構造体「CLTセルユニット」などが選ばれた。また、グッドデザイン賞には、今年も朝日ウッドテック、AQ Group、城東テクノ、サンワカンパニー、タカショー、パナソニック、ロイヤルハウスなどの多くの作品が選出された。
各賞受賞作品はこちらから。
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