東急建設(東京都渋谷区)はこのほど、「TOKYU-CONST GB Innovation Fund L.P.」(運営者:グローバル・ブレイン)を通じて、独自開発した3Dプリンター技術でファサードや構造物を製造するBranch Technology(米テネシー州)に出資したと発表した。
Branch Technologyは、格子状の構造体を自由なデザインで3Dプリントできる独自技術を有し、様々なデザインのファサード、モニュメント、建設物の製造・販売を行うベンチャー企業。
3Dプリンターは、複雑な曲面などデザイン性の高い形状を製造できることに加え、工場生産のため建設時のCO₂排出量の削減や、自動施工による省人化などの効果が期待されている。同社は、Branch Technologyへの出資を通じ、3Dプリンター施工のノウハウを蓄積することで、建設現場の生産性向上を目指すほか、脱炭素や廃棄物ゼロの取り組みを加速していくとする。
■関連記事
セレンディクス、3Dプリンター住宅タウン実現に向け協業へ
3Dプリント市場が急拡大 市場規模500億円超え
3Dプリンター住宅、1LDKタイプが44時間半で完成
清水建設、3Dプリンタでコンクリート屋根を出力
英政府と大手建材、初のアフリカ製建設用3Dプリンター発表
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。