日本ウッドデザイン協会(東京都港区)は10月5日、「ウッドデザイン賞2023」の受賞作品238点を決定した。
同賞は、木を使ってさまざまな社会課題を解決するモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度。建築・空間、技術・建材、プロダクツ、コミュニケーション、調査・研究の5分野と、生活者視点、消費者視点から見た木の良さ・価値を表す3部門で構成されている。今回、応募総数355点の中から、各分野で優れた木材利用のデザインを満たしている作品が選出された。
木の活用のデザインを通じて、地域活性化や持続可能な森林経営、カーボンニュートラルへのシフトなど、社会課題の解決に貢献する最も優れた作品4点を最優秀賞とし「農林水産大臣賞」「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」を授与する。今回は「大阪・関西万博 特別賞(国際博覧会担当大臣賞)」を設置し、「日本の木の文化・木のデザインを海外へ発信するにふさわしい、宿泊・飲食・体験施設、及びプロダクツ、活動等」を満たす優秀な作品を選出する。
今後は、ウッドデザイン賞を受賞した238点の中から最終審査を行い、11月9日に最優秀賞、優秀賞、特別賞、奨励賞を発表する。
表彰式は、12月6日に「エコプロ2023」(東京ビッグサイト・東ホール)の特設ステージにて開催。受賞作品展示と受賞記念セミナーも予定している。
受賞作品一覧はこちら(PDF)。
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