ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)のグループ会社ケイアイネットクラウド(東京都中央区)は10月5日、同社が設計・施工する規格型平屋注文住宅「IKI(イキ)」シリーズを軸としたフランチャイズ事業「IKI.net」(イキドットネット)を10月1日に開始したと発表した。
同社が展開している不動産仲介業のフランチャイズ事業「KEIAI FC(ケイアイエフシー)」に加わる形で、工務店機能を持つ企業を対象とした新たなフランチャイズ事業として本格始動する。「IKI.net」加盟店には、IKIで培った注文住宅事業の経営手法をもとにDXサポート・IKIブランド使用権の提供・マーケティング・送客・部資材提供・建築サポートを実施。総合的にバックアップすることで、中堅・中小規模の工務店の四大課題「商品・集客・調達・人材」の解決へつなげるという。
「KEIAI FC」加盟店は、優待プランで「IKI.net」に加盟することで平屋注文住宅事業を手がけることが可能となる。「KEIAI FC」と「IKI.net」のダブルネームで展開する加盟店は、IKIを建築したい施主のニーズに応じて土地売買を仲介できるなど、相乗効果的に収益性を高めることができる。
関東・東海エリアを中心に加盟パートナー企業を募集。全国展開と100社の加盟獲得を目指す。
「KEIAI FC」加盟店向けのIKI.net説明会を、10月10日(東京会場)、10月17日(名古屋会場)に開催。また、新規企業向けセミナーを10月24日(東京会場)に実施する。平屋住宅の成長性と「IKI」の強み、建築会社の課題と「IKI.net」を活用した解決方法、「KEIAI FC」と連携した集客方法などを、トップマネージャーが講義する。申込フォームはこちら。
2022年度の全国の木造平屋住宅の着工棟数は、約5万2000棟と10年で約2倍に増加しており、人口減少社会の住宅市場において、平屋は数少ない成長セグメントの一つとなっている。同社が展開する「IKI」は、シンプル+スマート+効率的+ローコストで、建物本体価格が17坪(約57.9㎡)897.6万円(税込)~を実現。太陽光パネルを全棟標準搭載仕様とするなどの商品力に加え、DXを駆使したマーケティングやモデルハウス無人内覧システムにも注力し、同社グループのIKIを含む注文住宅事業の売上高は、前年度比44.3%増と受注が拡大している。
■関連記事
ケイアイスター×シャープ、規格型平屋に太陽光発電新プラン
ケイアイスター、「IKI」モデルハウスでロボット接客開始
ケイアイスター、国産材の27坪モデルハウスで脱炭素促進
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。