リノベーション協議会(東京都渋谷区)では現在、第2回「リノベーションコーディネーター資格制度」の受験希望者を受け付けている。申し込み締め切りは10月31日。
同資格制度は、中古住宅流通とリノベーションの提供に必要な建築、設計、不動産売買、金融、税制、各種制度などを体系的に学ぶことで、リノベーション事業者として最低限知っておきたい知識や技術を体得できる。不動産買取や販売、仲介、建築設計に従事する人、また将来リノベーションに関わろうとしている人が対象。2022年度(第1回)は、同協議会会員企業を中心に試行的に実施し、受験者2080人のうち1443人が合格した(合格率69.4%)。2023年度は、テキストやプログラムの修正、改訂を行い、一般向けに拡大して開催する。
学習は同協議会によるテキストおよび動画講習にて行う。テキスト「リノベーションコーディネーターハンドブック(2023年版)」はAmazonにて各自購入。今回新たに「建築法規に関わる知識」の章を追加し、ハンドブックとして改訂した。
試験は、全国47都道府県に300会場以上あるテストセンターのパソコンで実施。申し込みの際、受験会場と日時を選択する。試験期間は11月1日から11月30日まで。結果は12月20日頃にメールにて通知する。受験料は8800円(税込)。
試験概要、受験申し込みはこちらから。
今後、同資格を全国に広めていくことで、リノベーション業界に関わる人材の知識や技術の底上げ、他業界からの転職、新卒採用など、採用機会の拡大や人材の定着につなげ、中古住宅の流通とリノベーションの活性化を目指す。
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