信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、マスニシ建工(岐阜県岐阜市)が9月19日、岐阜地裁から破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。申請時の負債は約5500万円。
《注目記事》建設業者倒産に歯止め効かず 過去5年で最多ペース
1992年創業、2001年に法人化。大手建物管理業者や建売業者から受注を得て、アパート・マンションの改装工事や大工工事、塗装工事などを手がけた。ピーク時の2002年12月期の売上高は約1億6300万円。その後、2005年11月に主力得意先の建物管理業者が倒産したため多額の不良債権が発生。新たな得意先の開拓も進まず、2020年12月期の売上高は約7800万円にまで減少していた。小規模な営繕工事などの受注にも努めてきたが、新型コロナの影響で売上が伸び悩んだほか、建築資材の高騰もあって事業継続を断念。今回の措置となった。
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