信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、サッポロ工務店(北海道札幌市)と、関係会社のノースアーキテクツスタジオ(同)の2社が9月20日、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債はサッポロ工務店が約6093万円、ノースアーキテクツスタジオが約658万円、2社合計で約6751万円。
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サッポロ工務店は、2017年設立の建築・リフォーム工事業者で、道央圏を中心に戸建て住宅の大工工事や床工事、左官工事、外壁工事などのリフォーム工事を手がけた。2020年4月期の売上高は約6000万円。しかし、その後の受注は伸び悩み、先行きの見通しが立たず2022年5月頃に事業を停止していた。一方、ノースアーキテクツスタジオは、2019年に設立し、リフォーム工事などを手がけ、2020年3月期の売上高は約1200万円を計上していたが、業績不振から今回の措置となった。
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