木材・建材加工業のモクラス(香川県三豊市)はこのほど、フィンランド・HARVIA(ハルビア)社のサウナ製品の取り扱いを開始した。中四国エリアを中心に、設置工事も含めて販売していく。住宅市場が縮小する中、厳しい状況に置かれる工務店の付加価値提案を支援すると同時に、業界外の販路開拓や独自の商品開発にも力を入れ、持続可能性を高めていく。
同社が主に取り扱うハルビア製品はインドアサウナ(ユニットを住宅内に組み込むタイプ)。ヒーターの熱源は電気(単相または三相200V)を使用する。面積は0.5~2.25坪で、価格は145万2000円(スタンダードタイプ0.5坪、税込)から。
アウトドア用サウナキャビンなども取り扱うが、社長の矢野太一さんは「インドア型なら新築時は住宅ローンに設置費用を組み込める。浴室と隣接して設置すれば、浴室を水風呂として使える」と、インドア型の利点を説く。ヒーター単体(熱源は電気、薪、ガス)での販売も行っているので「ヒーターだけ購入してサウナは自社で設計・施工する」ことも可能だ。
インドア型の施工は電気工事、およびユニットバス設置工事ができる技能者がいれば対応でき、一般的な工務店でも容易に設置できるという。販路の拡大に向け、同社では協力業者も募集していく。
“ととのう”サウナが 若い世代をひきつける
現在は第三次サウナブームと言われ、若い世代からもサウナへの関心が高まっている。矢野さんも「日本でも文化としてサウナがなじむのでは」と期待している。
矢野さんが特に注目しているのが・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号7面(2023年10月10日発行)に掲載しています。
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