高断熱住宅の冷暖房計画を考える際に知っておくべき、熱源のことや暖房方式など基本的な事項をQ&Aにまとめました。東京理科大学講師の高瀬幸造氏への取材をもとに、ケンジと松太郎の対話形式で構成しています。
取材協力:東京理科大学講師・高瀬幸造
Q. 全館連続暖房と部分間欠運暖房のどっちにすべきなの?
A. 光熱費は部分間欠暖房が有利だが、全室18℃以上を保って健康・快適性を確保するなら全館連続暖房。断熱性能をG2以上に高めて光熱費を抑えつつ全館連続暖房とするのが理想
ケンジ 温暖地において暖房方式を考えるときに悩むのが全館連続運転と部分間欠運転のどちらにすべきかということだよな。
松太郎 健康・快適と省エネルギー性の双方が絡むから難しくなる。最低限の室温を何度にするかでも評価が変わるしね。
ケンジ 健康面からの公的な指標はあるの?
松太郎 最も一般性があるのはWHOの指針かな。厚労省も倣って、冬は室温18℃以上を推奨している。
ケンジ 全室で18℃以上を確保するには暖房するしかないから、理想は全館空調となるわけだけど、消費エネルギーはどうなるんだろう?
松太郎 断熱性能や暖房方式にもよるけど、国交省のウェブプログラムで計算すると・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2023年9月30日発行)効く冷暖房[超]Q&A〈機器選定・施工編〉』(P.48〜)でご覧ください。
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