富士通(東京都港区)と三井物産(同千代田区)はスマートコミュニティ事業を共同で開発・運営することで合意し12月12日、両社合弁による新会社「フューチャーシティソリューションズ株式会社」を設立した。
新会社では、スマートコミュニティの実現に不可欠な交通・建物・エネルギー活動を有機的につなぐため、富士通が強みとする情報通信技術(ICT)と三井物産が強みとする事業展開力を活用。手始めに富士通が開発したクラウド型HEMSを、三井物産が開拓した事業チャネルを通じて全国の住宅に提供していく。さらに、ここで得たデータを収集・蓄積して、医療や福祉、行政などの新しい住民サービスの創出につなげていくとする。