ユースフルハウス(新潟市)はこのほど、新潟市内に自社では2棟目となる断熱性能等級7を上回り、耐震等級3(許容応力度計算)のモデルハウスをオープンした。同社は昨年から急ピッチで、提供する住宅の高性能化を進めており、その成果が徐々に表れつつある。社長の難波正則さんは「自社の家づくりに対するスタンスを詰め込んだこのモデルハウスを起爆剤として、厳しさを増す地域の住宅市場で活路を切り開いていきたい」と意欲を見せる。
オープンしたモデルハウスは、技術コンサルティングを依頼しているサトウ工務店(三条市)による設計だ。外壁の全面に張ったスギ板と、道路との境界に建物と連続するような形で設けたRCの外塀とのコントラストが印象的な外観となっている。UA値は断熱性能等級7を上回る0.22W/㎡Kで、気密はC値0.09㎠/㎡。
等級7超のモデルハウスは今年1月に同じ新潟市内にオープンしたのに続き2棟目で、1棟目と同様、大型パネル工法によって建てた。29坪弱のコンパクトサイズで、2階にLDKと大人数によるバーベキューなどもできる広いウッドデッキを設けた。
開口部は、トリプルガラスの樹脂サッシを中心に、LDKとウッドデッキをつなぐ大開口には高性能木製サッシ(トリプルガラス)を用いた。床は無垢のタモ材で、壁や天井は内装用モイスをそのままあらわして仕上げた。
これまで同社は・・・
この記事は新建ハウジング9月30日号3面(2023年9月30日発行)に掲載しています。
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