リクルート(東京都千代田区)は9月26日、「省エネ性能表示制度ガイドライン」に基づき、「SUUMO」に掲載する新築住宅の省エネ性能表示を、2024年4月から開始すると発表した。
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「省エネ性能表示ガイドライン」公表 ラベル発行手順など解説
「SUUMO」サイト上で、新築分譲マンション・新築分譲一戸建て・新築賃貸住宅等を対象に、各住戸・住棟の省エネ性能が分かる項目(エネルギー消費性能6段階、断熱性能、目安光熱費等)を表示。省エネ度の高い住宅を見つけやすくすることで、消費者への周知浸透を図る。また、同社発行の情報誌に広告掲載する住宅・不動産会社に対しても勉強会やメディア等を通じて、同制度の認知・定着に努める。
アットホーム(東京都大田区)でも同日、不動産情報サイト「アットホーム」にて、2024年4月から省エネ性能表示を開始すると発表。同社の調査によると、住宅購入経験者・検討者の約9割が「普段の生活で省エネを意識したことがある」と回答。「省エネを意識して住まいを探した」という住宅購入経験者は約5割、「省エネを意識して住まいを探している」という住宅購入検討者は約7割におよんだという。
こうした住まい手の省エネ意識の高まりに対応し、消費者の省エネへの関心をさらに高め、省エネ性能の高い住まいがその価値を反映した価格・賃料で取引できる環境を提供することで、省エネ性能の高い住宅の流通活性化を促進したいとしている。
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