福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)は9月26日、建築確認申請の電子申請の普及拡大を目的に、ハウスプラス確認検査(東京都港区)とのシステム連携を開始ししたと発表した。ハウスプラス確認検査の電子申請サイト「Houseplus Portal Web Site」と、同社の3D建築CAD「ARCHITREND ZERO」の両システムをダイレクト連携することで、申請業務の効率化を図る。
確認申請に必要なARCHITREND ZEROデータを、建材設備シミュレーションサイト「3Dカタログ.com」のWEB申請書作成ツールで申請書式(PDF・XML)として作成し、「Houseplus Portal Web Site」に読み込むことで手間なく電子申請が行えるという。WEB申請書を作成することで、申請書と申請図面の不整合を軽減。24時間365日申請可能で、検査機関とのやり取りもスムーズに行えるので申請業務の省力化が図れる。スマホ表示もできるため出先での編集も可能。システム連携には「ARCHITREND ZERO Ver.10」と「3Dカタログ.com」のBプラン契約(月額3500円・税抜)が必要。10月18日から対応予定。
行政手続きのオンライン化に伴い、建築確認申請の電子申請が拡大する見込みで、同社は2021年9月から全国の指定確認検査機関に向けて連携を提案。今回の連携により、普及に向けた取り組みを一層推進するとしている。
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