積水ハウス(大阪市)と博報堂(東京都港区)は20日、住宅設備や家電をインターネットでつなぐスマートホームの利用者を対象に、室内での行動に関するビッグデータの共同解析に乗り出すと発表した。人工知能(AI)を活用する。解析結果を有効利用できる事業者を公募した上で、来年度にも新たなサービス開発につなげたい考えだ。
積水ハウスは2021年以降、家電などをスマートフォンのアプリ上で遠隔操作できるサービスを全国1800超の戸建て住宅に導入。ドアや窓の開閉、照明の点灯状況といったデータが、家族構成や部屋の間取りにひも付く形で蓄積されている。これを解析すれば、利用者の無意識の行動を含めた室内での過ごし方、生活する上で重視している価値観などが可視化できるという。
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