ダイキン工業(大阪市)は、節電につながる冷房・暖房運転を自動で行う「節電自動」を備えたルームエアコン「うるさらX(エックス)Rシリーズ」を11月1日に発売する。
エアコン運転時間の約80%を占めるという「安定運転時(設定温度に達した後の室温を維持する運転)」の節電に着目。独自のスイングコンプレッサーを使って安定運転時の消費電力量を約20%削減する「節電自動」を搭載した。
設定温度をエアコンに任せる場合は、節電自動ボタンを押してエアコンを起動させると、外気温に応じた設定温度をエアコンが自動的に判断し、節電につながる冷房運転や暖房運転を行う。
好みの設定温度で節電する場合は、通常の冷房または暖房運転を開始した後に節電自動ボタンを押すことで、好みの温度と節電が両立できるという。
節電自動運転は、設定温度に到達した時点の消費電力量を基準値とし、20%削減しながら運転を継続。エアコンへの負荷に応じて基準値は随時更新されるため、日中よりも負荷が小さい夏場の夜間などは基準値が自動で低く設定される。
また、比較的多くの電力を使う23~26畳用の大型クラスの室外機のために、高効率の圧縮機と、容積を最適化した熱交換器を開発。2027年度省エネ目標基準値を達成し、買い替え時期を迎える11年前の同社機種に比べて年間消費電力量を約16%削減できるとする。
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