岸田文雄首相は19日午後(日本時間20日未明)、国連本部で開かれた持続可能な開発目標(SDGs)に関する首脳級会合「SDGサミット」で演説した。2030年までの目標達成に向けて国際社会を主導する姿勢を強調。日本の取り組みとして「本年末に推進戦略を新しい時代に合わせたものに改訂する」と表明した。
首相は急激な気候変動やロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、「SDGs達成に向けた取り組みは大きな困難に直面している」と指摘。「各国の体制や価値観の違いを超えて連帯しなければならない」と呼び掛けた。
SDGsは15年に国連で採択され、今年は30年までの中間年に当たる。同サミットは機運を高めるのが目的で、今回が4年ぶり2回目。初日の18日に「達成は危機的状況にある」とする政治宣言を採択した。
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