AQ Groupは8月25日、埼玉県さいたま市内で建設中の、木造8階建て新社屋の構造現場見学会を開催した。同ビルは日本で広く普及している住宅用のプレカット材と木造軸組工法による「純木造ビル」で、施工性とコスト削減を両立。竣工は2024年4月ごろの予定。
脱炭素社会の実現に向け、CO2排出量削減が期待できる木造建築にも期待が集まる中、同社は「一部の事業者の取り組みではなく業界全体で普及することが重要」としたうえで、コスト、工法、偏見が中規模木造ビルの普及を阻む「3つの壁(要因)」となっているとした。今回の純木造ビルでは、これら3つの壁を取り除く「普及型」をつくることを重視した。
構造材には105㎜角など、プレカット工場で加工された住宅用の流通材を活用し、コストを抑えながら工期も短縮する。また・・・
この記事は新建ハウジング9月20日号15面(2023年9月20日発行)に掲載しています。
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