エネルギーコンサルティング事業などを展開する辻・本郷スマートアセットは、一般家庭向けにも蓄電池の販売を行っている。主に取り扱っているのは米国テスラ社の家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)。現在は一部地域のみで販売しているが、今後は工務店や専門工事業者等とも連携して販路の拡大を図っていく。
電気料金の高騰や、電力会社の出力制御などを背景に、太陽光発電の自家消費に対する関心が高まっている。蓄電池以外にも自家消費の手段はあるが、同社テスラ事業部課長・今井雄也さんは、定置型蓄電池の利点として「いつでも電気が自由に使える」点を強調する。
電気自動車(EV)の普及でV2Hの導入事例も増えているが「EVはあくまで移動手段」(今井さん)。車の使用中に停電が起こった場合は電気が使えなくなってしまう。しかし定置型の蓄電池なら、いつでもエネルギー自立が可能になる。
テスラパワーウォールは、一般的な家庭の1日分の電力消費量にも匹敵する13.5kWhの容量(10年間で70%を保証)を備え、また10台まで同時に設置することが可能。普段でも「夜間なら、テスラパワーウォールだけで十分自立できる」(今井さん)。
停電時でも平常時並みの電力使用が可能
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この記事は新建ハウジング9月20日号11面(2023年9月20日発行)に掲載しています。
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