サトウ工務店(新潟県三条市)は8月19~21日、同県内の工務店や設計事務所などでつくるコミュニティ・住学のメンバーらを対象に、見附市内で手がけるリフォーム現場(歯科医院併用住宅)で行われていた土台揚げ工法による沈下修正工事の作業の様子を公開した。リフォーム工事に先立って、一部が沈下して傾いている建物を正常化する(水平にする)作業で、訪れたメンバーらは、ジャーナルジャッキやオイルジャッキを用いて少しずつ土台を持ち上げていく曳家職人による繊細な作業を間近で見守った。
サトウ工務店社長の佐藤高志さんは「住宅を含めて、いまある建物を長く大切に使っていくために、建物の水平、垂直を保つことは最も重要と言える。本格的なストック時代に突入していくなかで、プロの曳家職人による土台揚げは、工務店や大工、設計者らが選択肢として知っておくべき技術だ」と語る。同現場の沈下修正工事については、曳家職人として全国的にも著名な岡本直也さんが率いる曳家岡本に依頼。現場では岡本さんらがジャッキアップなどの作業をしながら、土台揚げ工事のポイントについて解説した・・・
この記事は新建ハウジング9月20日号4面(2023年9月20日発行)に掲載しています。
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