阪急阪神不動産(大阪市)はこのほど、1992年築の「堂島川アーバンライフ」(大阪市)の一室を、「Art Infused Living(アートを取り入れた暮らし)」をテーマにリノベーションを行い、販売を開始した。
同社は、一戸単位で物件取得からリノベーション、施工管理までトータルプロデュースする買取再販事業「Styles」を展開しており、今回、阪急阪神ホールディングスのアート事業「ARTELIER(アートリエ)」(運営:ライフデザイン阪急阪神)とコラボレーションを実施。日常の中でアートと触れ合えるウェルビーイングな居住空間にリノベーションした。
アートリエは気軽にアート作品(絵画)を売買・シェアできるWEBプラットフォームサービスで、同物件では廊下やリビングに斉藤真人氏、小林功二氏の絵画作品を計5点展示。さまざまな芸術作品に触れる機会を提供する。
エントランスには、ベンチを兼ねたギャラリースペースを用意。アートギャラリーを思わせる廊下は、幅を広げてゆとりを持たせ、ゆったりと鑑賞できるようになっている。ガラスのリビングドアの先にもアートを飾り、シームレスにLDKへつながっている。入居後はアートリエのユーザーとして、気軽に好きな絵画を取り入れることも可能。
同物件は、国立国際美術館や大阪中之島美術館など、多くの文化施設や歴史的建造物が集積し、「アートな街」としてのまちづくりが進められている堂島・中之島エリアに位置している。窓際には、堂島川と緑道の借景を楽しめるラウンジスペースを設けたほか、床をタイルで仕上げリビングとゆるやかにゾーニングした。また、料理をしながらでも四季の変化や天候の移り変わりを感じられるL字型のオープンキッチンを採用し、家の核となる位置に配置した。
床材やキッチン天板などには、自然の風合いと日本の美意識を感じる素材を選定。シンプルで控えめな照明計画で、時間とともに変化する陰影が感じられるプリミティブな暮らしを実現する。
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