人材派遣のHajimari(東京都渋谷区)が運営するFinanceプロパートナーズは、従業員数100~300人の中小企業の経理担当者101人を対象に「インボイス制度の経理業務に関する意識調査」を実施し、このほど結果を発表した。
インボイス制度開始に伴い、現状と比較して経理業務の負担が増えるか質問したところ、「非常にそう思う」が33.7%、「ややそう思う」が50.5%と、8割以上が経理業務の負担増を懸念していることがわかった。
「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、インボイス制度開始に伴い、負担が増えると思う業務は何か聞いたところ、「登録番号の確認、記載(71.8%)」、「請求書や領収書が適格かどうかの確認(64.7%)」、「適用税率の計算(48.2%)」という声が多く寄せられた。
続いて、インボイス制度開始に伴い、週平均どの程度業務量が増えるか聞いたところ、最も多かったのが「30分~1時間未満(25.7%)」、次いで「1時間~1.5時間未満(17.8%)」、「1.5時間~2時間未満(10.9%)」と回答。5割以上が「30分~2時間未満」業務量が増えると予想した。
インボイス制度に対応する上で、経理業務の専門性が必要になってくるか質問したところ、「非常にそう思う」が24.8%、「ややそう思う」が49.5%と、7割以上が経理業務の専門性が必要になってくると回答。
「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人を対象に、インボイス制度に関して、自身の知識量が十分だと思うか聞いたところ、「あまりそう思わない」が37.6%、「全くそう思わない」が12.9%と、約半数がインボイス制度に対して自分の知識量が不十分であると回答する結果となった。
インボイス制度に対応する上で、経理のプロのサポートが欲しいか質問したところ、「非常にそう思う」が15.8%、「ややそう思う」が48.5%と、6割以上がプロのサポートが欲しいと感じていることがわかった。
調査期間は8月16日~8月17日。調査対象は従業員数100~300人の中小企業経理担当者101人。
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