信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、森建築(香川県丸亀市)が8月29日に高松地裁丸亀支部より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は2022年10月期末時点で約2100万円とみられる。
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1974年創業。元々は、一般個人住宅の新築工事を主に手がけていたが、近年は住宅のリフォームや修繕工事が主体となり、2011年10月期の売上高は約4000万円。同業者間の競争やマンパワー不足のほか、2020年以降はコロナ禍による経済状況の悪化でリフォーム需要の落ち込みがみられたことで、2022年10月期の売上高は約1200万円にとどまっていた。資材価格の高騰や外注費負担も重なり、財務内容は債務超過の状態が続いていた。
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