信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、アンビシャスJapan(大分市)が8月28日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。負債は2023年3月期末時点で約1億8500万円。
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同社は木造住宅の外構、エクステリア、塗装などの建築工事を主体に、2019年からは自社ブランドの住宅販売も手がけ、2020年3月期の年売上高は約1億9700万円を計上していた。
しかし、その後は思うように受注が得られず、2023年3月期の年売上高は約5100万円まで低下し赤字決算となった。金融機関の協力を得て事業継続を目指したが、業容の縮小傾向は止まらず資金の繰り回しに窮したことから、8月28日までに事業を停止、今回の事態となった。
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