安藤ハザマ(東京都港区)は、仙台市青葉区で建設中の(仮称)安藤ハザマ東北支店ビルにおいて、低炭素コンクリート「CfFA(R)+BBコンクリート」と「BBFA(R)高強度コンクリート」を適用。ともにCO2排出量を40%以上削減できるもので、コンクリート材料に由来するCO2を176トン削減した。また、どちらの低炭素コンクリートも結合材中に占める産業副産物の割合が50%以上であることから、資源循環型社会の構築にも貢献しているという。
「CfFA(R)+BBコンクリート」は、CfFA(R)(Carbon-free Fly Ash)20%と高炉セメントB種80%を組み合わせたコンクリートで、地下マットスラブに適用。約1270m3を打設し、約150トンのCO2を削減した。「BBFA(R)高強度コンクリート」は、高炉セメントB種80%とフライアッシュ20%を組み合わせたコンクリートで、CFT柱充填コンクリートとして適用。約150m3を打設し、約26トンのCO2を削減した。
同社では今後も、環境負荷の低減やライフサイクルCO2の削減に向けた取り組みの一環として、コンクリートの低炭素化技術を開発し、適用を推進していくとする。
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