都市再生機構(UR都市機構、神奈川県横浜市)とMUJI HOUSE(東京都豊島区)は9月6日、実際の住戸を再現したMUJI×URモデルルームを9月8日に「無印良品 グランフロント大阪」(大阪市北区)に設置すると発表した。
両者が連携して進める「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」でリノベーションを行った鈴蘭台第1団地(神戸市北区)の住宅を再現したもので、店舗内モデルルームは今回が初。
住戸面積43.33㎡に、ダイニングとリビング、キッチンがゆるやかにつながり、空間を広く感じることができる「MUJI×UR Plan 024[Re+024]」のプランを再現した。両者が共同で開発・商品化した持出しキッチン・麻畳などのパーツを採用したほか、鴨居や柱、洗面所の配管、表札は使われなくなった団地住戸から移設。実際のMUJI×URのプラン住戸を体験できる空間となっている。
住棟サインや掲示板など、団地をイメージできる要素も再現し、掲示板ではイベント案内やMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの取り組みなど、団地に関する情報を発信していく。モデルルーム概要はこちら。(9月8日公開)
両者は、2012年6月に新たな賃貸リノベーションのスタンダードを提案するため「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」を発足。3月までに累計で61団地(70プラン)、約1200戸を供給している。今回、プロジェクトを開始した大阪で、10年間で培ってきた暮らしの提案と、今後も長く心地よく住み続けてもらうための取り組みの情報発信を行っていくとしている。
モデルルーム開設とあわせて、「未来の日本の暮らしを考える」がテーマのトークイベントを「無印良品 グランフロント大阪」にて開催。10月1日に実施する第1回イベントでは、「MUJI×URで考える10年前の未来と10年後の未来」と題して、10年間の取り組みや世の中の動きを振り返りながら、今後の日本の暮らしについてアンケートをもとに参加者と一緒に考えていく。
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