住宅生産団体連合会(住団連、東京都千代田区)は8月23日、住団連会員企業・団体の経営者を対象にした、2023年度経営者の住宅景況感調査の第2回調査結果を公表した。2023年度の新設住宅着工戸数の予測は84.9万戸で、前回調査より0.3万戸増加。内訳は持家24.5万戸、分譲住宅25.3万戸、賃貸住宅34.5万戸、給与住宅0.5万戸との予測だった。
2023年4~6月(2023年度第1四半期)の受注実績は、受注戸数77ポイント減、受注金額55ポイント減となった。7~9月(2023年度第2四半期)受注見通しは、受注戸数5ポイント増、受注金額23ポイント増となり、5期ぶりにプラスの見通しになった。
戸建注文住宅の4~6月実績は、受注戸数75ポイント減、受注金額46ポイント減となり、ともに7期連続のマイナス。価格上昇による顧客マインドの低下を指摘する声が多かったが、「ZEH、蓄電池の搭載率は引き続き高水準」、「1棟当たりの単価アップ、金利上昇傾向による前倒し需要もある」、「高齢者、富裕層は比較的堅調」といった声もあった。
7~9月の受注見通しは、受注戸数は+-ゼロポイント、受注金額19ポイント増で、金額は5期ぶりにプラスの見通しとなった。
戸建分譲住宅の4~6月の実績は、受注戸数44ポイント減で8期連続マイナス。受注金額は6ポイント減で2期ぶりのマイナス。7~9月の受注見通しは、受注戸数+-ゼロポイント、受注金額4期ぶりプラスの17ポイント増となった。
低層賃貸住宅の4~6月の受注実績は、受注戸数38ポイント減、受注金額21ポイント減となり、見通しを大きく下回った。7~9月の受注見通しは、受注戸数8ポイント増、受注金額25ポイント増。リフォームの4~6月の実績は、受注金額12ポイント増で2期連続のプラス。7~9月の受注見通しは、受注金額42ポイント増で10期連続プラスの見通しとなっている。
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