北海道で省エネ・エコな家づくりに取り組むパッシブホーム(札幌市、川多弘也社長)はこのほど、床下に設置したエアコン1台で全館暖房を可能にする「パッシブ換気システム」を採用した体験宿泊ハウスを建設。12月10日にオープンする。
システムは、同社取締役で技術アドバイザーの天谷一男氏と、北方建築総合研究所、北海道大学が共同研究を重ねた特許取得技術。補助暖房や機械換気を一切使わず、一般的な大きさの住宅であればヒートポンプエアコン1台で、自然対流により全室を均一な温度で暖めることができる。
北国における光熱費を従来の半分以下に抑えることができるとし、同システムを応用した帯広市の住宅(46坪5LDK)では氷点下25度にもなる2月の光熱費が約1万3000円だったという。
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