信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、総合建設業のユニティ(静岡県浜松市)が8月7日に静岡地裁浜松支部より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債額は約8億8500万円とみられる。
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1993年設立で、マンションや工場、商業施設、一般住宅の新築・リフォーム工事を手がけた。主力の建築工事では在来木軸工法と独自のパネル工法を組み合わせた蓋効果により他社工法と比べ耐震性、通気性に優れていることが評価され、地元ゼネコンからの受注が伸長。2021年8月期には売上高約10億7400万円を計上していた。
しかし、外注先への支払いが先行する経営状態で債務超過に陥り、今年4月21日に事業を停止。自己破産申請の準備に入っていた。
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