SUUMOジャーナル(東京都千代田区)はこのほど、2022年に着工された全国の新築一戸建ての平屋率を調査した、都道府県別平屋率ランキングを発表した。平屋率は九州地方で特に高く、宮崎県、鹿児島県では新築一戸建ての半分以上が平屋という結果となった。
2022年に着工された3階建て以下の新築住宅のうち、もっとも平屋率の高かった都道府県は「宮崎県(55.8%)」だった。以下、2位「鹿児島県(52.4%)」、3位「沖縄県(41.7%)」と続いた。九州地方では、福岡県を除きすべての県で平屋率が3割を超え、上位トップ10にランクインした。台風の影響を受けやすい地域で平屋率が高くなった。
平屋率が20%を超える20位までの上位グループには、「香川県(34.9%)」、「愛媛県(26.2%)」などの四国、「群馬県(26.2%)」、「茨城県(24.8%)」、「栃木県(22.0%)」の北関東がランクイン。全国最下位の「東京(1.4%)」は、新築約71件に1件の割合となった。上位にランクインしている地域では、土地の広さや価格に加え、世帯の少人数化、地震や風などへの強さ、家事動線の良さ、冷暖房効率が良く光熱費を抑えられるといった、平屋のさまざまなメリットが認知されたことにより、この8年のあいだに平屋率が1.5倍~2.5倍前後上がっている。
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