近藤建設(埼玉県ふじみ野市)が主体となり、地域貢献と未来の大工育成のために結成した団体「ものづくりくらぶ」が7月29日、小学生向けのイベント「親子木工教室」を4年ぶりに開催した。同イベントは通算20回目で、過去19回で延べ8000人が集まった実績を有する人気イベントだ。同社は、自社で使用している羽柄材と同等の木材を提供しているほか、同社の社員大工がマンツーマンで指導して協力する。
同イベントは小学1年生~6年生が対象。どの年代でも工作を楽しめるよう、キースタンド、宝箱、本箱、ミニデスクと難易度が異なる4種類を用意した。難易度の高い本棚やミニデスクのブースでは、親子で汗をかきながら工作している様子も見られた。自作の木工品を夏休みの自由研究として提出する子どももいて、喜びもひとしおだ。今回は、100組の予約枠を設けたが、受付開始から約5分で定員に達する盛況ぶりだった。
同社社長の宇佐見佳之さんは「ものづくりの楽しさを伝える場として続けてきた活動だ。4年ぶりの開催で、子どもたちが集まるか不安もあったが、楽しみに待ってもらえていたと改めて実感した」と顔をほころばせた。
この記事は新建ハウジング8月30日号13面(2023年8月30日発行)に掲載しています。
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