スマートホームは、住まいの中の設備や家電機器とIoT技術を連携して、暮らしを快適にする住宅の総称だ。家電と連携するスピーカーや、遠隔操作できる防犯カメラなど、スマート機器の特徴と工務店の強みをかけ合わせることで、暮らしを快適にする相乗効果を生む可能性がある。稲毛ホームは、アクセルラボ(東京都新宿区)が提供するスマートホームサービス「Space core(スペースコア)」を建売住宅の差別化要素として導入し、今年5月からスマートホームの販売を開始した。注文住宅でもオプションとして設定し、自社のブランディングにも生かしていく。
スペースコアは、IoTデバイスや設備機器をワンストップで制御するスマートホームサービス。他社製のスマート機器とも連携可能で、照明やカメラなど20種類以上のデバイスと、電動シャッターやインターフォンなど15種類以上の設備機器と互換性をもっている。専用アプリによって、起床や就寝、外出や帰宅などの生活シーンに合わせて、照明や家電を一括でコントロールし、カスタマイズされた空間を演出できることも特徴だ。利便性の向上とホームセキュリティの強化、ペットや子どもの見守りなどの用途で活用が広がり、戸建て住宅を中心に導入が増えている。
同社では、「家族と家財を守るシェルターであれ」という理念の下、地震対策として軽い外壁材や屋根材を利用し、地域の顧客層にとって手頃な価格で、安全な住まいを提供してきた。
しかし・・・
この記事は新建ハウジング8月30日号7面(2023年8月30日発行)に掲載しています。
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