DesignFuture Japan(東京都渋谷区)は8月22日、同社が運営する建材サンプルマーケットプレイス「Material Bank Japan」の建材サンプル取扱数が、月内に200ブランド・5万SKU(Stock Keeping Unit、受発注・在庫管理を行うときの最小管理単位)に達する見込みだと発表した。秋頃のサービス正式公開を目指す。
同社は、世界最大の建材サンプルマーケットプレイス「Material Bank」(米国)の日本での事業展開を行っている。「Material Bank Japan」では、複数ブランド横断検索・一括請求システムと物流設備を確立。多様なブランドの建材サンプルを1つのサイトで素早く検索でき、深夜0時までの注文で最短翌朝に1箱で受け取ることができる。複数メーカーサンプルを一括配送することで、配送回数や梱包資材の削減、サンプルの再利活用を実現する「使うだけでサステナブル」な建材サンプルマーケットプレイスとなっている。また、デザイナーは無料でサンプル取り寄せ業務を効率化できるという。
米国Material Bankでは、2019年のサービス開始以降、北米だけで11万人を超えるデザイナー(設計事務所ベースでトップ大手200社の99%)が利用。1日あたり約10万個の建材サンプルを配送しており、Material Bank Japanにおいても同等のサービスレベルを目指すとした。
サービス公開に向け、デザイナー(インテリアデザイン、建築設計、ディスプレイ設計などに従事するプロフェッショナル)の先行予約受付と審査を開始する。先行予約者は、特典満載の招待制限定ウェビナーに招待予定。先行予約受付フォームはこちら。
「Material Bank Japan」は1月から、100社超の設計事務所等からの先行モニターデザイナーとともに運用実証事業の検証を開始。4月末には実証事業規模の拡大と期間延長を決定した。今回、実証期間中の目標である200ブランドの参画が達成見込みであることから、サービス正式公開に向けた準備を本格化する。プロフェッショナルデザイナーなら無料で利用できるが、事前審査が必要となる。
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