アネシス(熊本県熊本市)はこのほど、持続可能な県産材利用促進のため、熊本県と「建築物木材利用促進協定」を締結した。協定名称は「きづくりつづく 県産材活用促進協定」。県や関係各所の協力を得ながら県産材の活用に取り組んでいく。
具体的には、(1)安定発注を通じた木材の安定供給体制構築への寄与 (2)県産材を活用した愛着ある空間づくりの提案 (3)研鑽材活用方法の創造——を掲げる。これらにより、2023年度~2028年度までの5年間で、自社物件における県産材使用量の20%増を達成したい考え。また、地域の木材関係者とも連携し、施主を対象に森林体験活動を年1回以上開催し、木材利用の意義についてPRを実施する。
同社は、構造や内外装に県産材を積極的に活用するとともに、木材利用を通じて森林保全、環境教育に取り組むことで「2050年熊本県内CO2排出実質ゼロ」の実現や持続可能な地域社会の実現に貢献していくとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。