パナソニック ホームズ(大阪府豊中市)はこのほど、全国の20歳~69歳の男女1030人を対象に実施した「住まいの防災に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、半数以上(56.7%)が「日常生活において防災を意識している・やや意識している」と回答。防災を意識している人が実践しているのは「食料・水の備蓄の確保」(74.0%)が最も多く、「ハザードマップの確認」(69.4%)、「防災グッズの用意」(60.3%)と続いた。災害対策で特に重要な「住宅の耐震補強」は、わずか36.6%という結果だった。
「防災」で1番はじめにイメージするものは、1位が「食料・水の備蓄の確保」(42.7%)、2位が「防災グッズの用意」(31.5%)だった。「住宅の耐震補強」をイメージする人は6.8%と1割にも満たず、家が重要視されていないことが明らかになった。
全員を対象にした「防災で実践していることランキング」においても、半数以上が「食料・水の備蓄の確保」「ハザードマップの確認」を実践しているのに対し、「住宅の耐震補強」は25.6%にとどまった。
同社は、関東大震災から100年の節目を迎えるのを機に、『毎日と、万一の安心がつづく「大丈夫」と言える住まいを。』のメッセージを提唱。客観調査の結果を公表したり、有識者による意見、啓発動画の発信するなどして、住まいの防災の重要性について広く理解を得るコミュニケーション活動を展開している。
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