信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、フジ建設(広島市)が8月10日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は約7800万円とみられる。
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2006年設立の同社は、広島市内を主なエリアに戸建て住宅の新築・リフォーム工事を手がけ、大手住宅メーカーの加盟店としても事業を展開。2016年9月期には年売上高約2億4500万円を計上していた。
しかし、その後は同業者との競合激化により受注件数が振るわず、2022年9月期の年売上高は約1億7100万円と低迷。散発的に赤字を計上して財務内容は債務超過の状態が続いていた。厳しい資金繰りを余儀なくされるなか、仕入先への支払い遅延が発生するなど業況がさらに悪化していた。
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