三菱UFJ信託銀行(東京都千代田区)はこのほど、国内上場不動産投資法人(J-REIT)向け貸付債権を運用対象としたグリーンJ-REITトラスト(実績配当型合同運用指定金銭信託)の取り扱いを開始した。
同商品は、資金使途をグリーンビルディング(省エネ・省CO2などの環境価値を持った不動産)の取得・開発資金などに限定したJ-REIT向けの長期貸付債権を、高格付の短期運用商品に仕立てていることを特徴とする。
日本の不動産分野におけるCO2排出量は国内全体の三分の一を占めると言われている。CO2削減が不動産業界で求められている中、J-REITは省エネ・省CO2 効果のあるグリーンビルディングを増やす取り組みを進めている。主に短期で安全性の高い運用を行う法人の顧客において、近年注目が集まるESGの観点から“グリーン”に関連する投資への関心は急速に高まっているという。
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