建設業振興基金は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能者アプリ「技能者パスポート」の実証実験への参加者を8月8日から募集している。スマートフォン用のアプリを使うことで、技能者は自分の就業履歴の蓄積状況を容易に把握し、管理することができる。実際に技能者に使用してもらうことで、使い勝手や有用性を検証することが目的。
対象者は2023年8月1日現在、CCUSに登録済みの技能者で、期間中に就業履歴の蓄積の見込みがある人、および実験終了後のアンケート調査に協力できる人。募集人数は1000人程度で、定員になり次第締め切る。実験の実施期間は2023年9月1日から10月31日まで。応募は、申込みフォームに必要事項(技能者ID・生年月日・本人確認番号・メールアドレス)を入力・送信し、参加申請登録を行う。
「技能者パスポート」で確認できる内容は、▽就業履歴一覧・詳細(現場名、立場、作業内容、職種、入場時間)▽資格情報一覧・詳細(資格者証データ、有効期限切れ警告)▽技能者基本情報(ID、主たる従たる職種、現在のレベル、資格などの有効期限)▽技能者特典(CCUS応援団へのリンク、クーポン)▽お知らせ▽外部連携(レベルアップ診断)など。
就業履歴は日々更新され、資格情報はCCUSデータと連携して、月次更新される。他に、技能者の基本情報、登録している資格などの証明書画像データも表示できる。
レベルアップ診断は、建設関連の講座を提供する日建学院が実施するもので、技能者の資格取得日・保有状況、登録職種などを基に、レベルアップへの道筋をアドバイスする。提供職種は、内装仕上工事、電気工事、型枠、鉄筋、配管、機械土工、左官の7分野。
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