大建工業(大阪市)は、エアコンの風を床下のパネルに送り込み、床からの輻射熱で空間を快適にする”全空気式ふく射冷暖房システム”の「ユカリラ」のバリエーションを拡充。体育館やトレーニング施設などの鋼製床に対応した鋼製床下地仕様「ユカリラYGSタイプ」を発売した。
エアコンの冷やされた/暖められた空気が床下の流路を経由して根太鋼内を通過し、床下地(捨て張り合板)の裏面に吹き付けられることで、床仕上げ材に温度が伝わる仕組み。吹き付けられた空気は最終的に還流口から室内に戻され、床仕上げ材からの輻射と合わせて空間を冷暖房する。
直接風が当たらず空間全体を均一に冷暖房できるため、バドミントンなど風の影響を受けやすいスポーツへの影響が少なく、災害時の避難所として仕切りを設けて使用する際にも床面からの輻射熱があるため空調格差が生じにくい。
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