住信SBIネット銀行(東京都港区)は8月4日、住宅ローンの借入期間について最長50年までの取り扱いを開始した。ネット銀行としては初の取組みとなる。
対象商品は、住宅ローン(WEB申込コース)(対面相談コース)とNEOBANK住宅ローン。借入時年齢が満18歳以上満65歳以下、完済時満80歳未満で、安定かつ継続した収入あり、同社指定の団体信用生命保険(スゴ団信)に加入できることが条件。フラット35、フラットパッケージローンは対象外となる。
借入期間は、新規が1年以上50年以内、借換の場合は「35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間」を上限とする。なお、35年超で借入れた住宅ローンは、その住宅ローンの残存期間が上限となる。
金利タイプは「変動金利タイプ」と「固定金利特約タイプ(2年・3年・5年・7年・10年・15年・20年・30年・35年)」。借入期間が35年超~50年以内の場合、住宅ローンの適用金利に年0.15%が上乗せとなる。
近年、円安や石油価格等の影響を受けた資材価格高騰に加え、ZEH・省エネなど高性能住宅の普及やニーズの高まり等から戸建て・マンションともに価格が高騰している。今後も価格上昇は継続する見込みであり、住宅購入を検討する消費者の大きな負担となるとともに、住宅ローン借入へのハードルが高くなるとして、同行は住宅ローン商品を改定。市場の変化や住宅購入検討者の若年齢化を鑑み、借入期間を従来の最長35年から50年までとすることで、顧客のニーズに対応するとしている。
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