堀田カーペット(大阪府和泉市)は、ウールラグブランド・COURTから、清原織物(滋賀県守山市)とコラボレーションした新商品「Hand Woven Court」の受注販売を同社オンラインストアで9月1日から開始する。
清原織物は、西陣織の中でも最古の4000年の歴史を持つ「綴織(つづれおり)」の技術を継承するメーカー。
今回のコラボでは、日本独自の織物に着目。堀田カーペットのウール糸の開発技術と、清原織物の緞帳(どんちょう)製造の技術と幅15mの織機を組み合わせ、日本らしい手織りのカーペットに挑戦した。
機械織りでは扱いが難しく、手織りだからこそ使えるウール糸を3種類開発し、それぞれの特徴を生かした4つのテクスチャーを作成。さらに、1本の糸を染め分ける「絣染(かすりぞめ)」を採用し、計6種のアイテムを完成させた。ウール100%。
テクスチャーは「Slub Flat」「Slub Pile」「Parallel Stripe」「Rope Herringbone」の4種類。
(左)Slub Flatは、太さが不均一な糸にフェルト加工を加えたウール糸を使用することで、織物の均一さと糸のランダムさが映える。染色なし16万5000円/平米。
(右)Slub Kasumi Flatは、Slub Flat、Slub Pileでも使用しているスラブヤーンを絣染で染色し、糸と色を不均一にした。グレー19万8000円/平米。
(左)Slub Pileは、Slub Flatと同じ糸・工程を経て、手でつまんでパイルをつくることで弾力感のある仕上がりに。染色なし27万5000円/平米。
(右)Slub Kasumi Pileは、Slub Kasumi Flatと同様の糸・染色を経て、パイルで仕上げた。グレー30万8000円/平米。
Parallel Stripeは、数種類の違う色の糸を撚(よ)らずに引き揃え、フェルト加工した糸でミックス感のある色と非連続なストライプ柄を表現。ピンク24万2000円/平米。
Rope Herringboneは、機械織りでは難しい太さの糸を2回撚(よ)り合わて縄のようにし、ボリュームのあるヘリンボーン柄に仕立てた。ベージュ38万5000円/平米。
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