YKK AP(東京都千代田区)は8月1日、レジリエンスジャパン推進協議会(東京都千代田区)が実施する国土強靭化貢献団体認証「レジリエンス認証」において「事業継続および社会貢献」の認証を取得したと発表した。
同社では、マテリアリティ(重要課題)の1つに「レジリエントな経営基盤」を掲げている。リスク管理体制の強化と有事におけるガバナンス体制を確立するため、CRO(最高リスク管理責任者)主導で危機管理委員会等による規定の整備などを実施し、各部門とも連携を強化しながら、有事におけるスムーズな運用を行えるようにしている。
また、国内外の全拠点でBCPを策定し、災害を想定した訓練を定期的に行うことで実効性を高めている。2022年度にはBCPの迅速な実行を目的に「事業継続マネジメント(BCM)規定」の見直し・更新を実施。サイバー攻撃による重要リスクには、関係会社も含めIT-BCPの整備、運用を行い、ITセキュリティ管理対策を行っている。
社会貢献としては、2022年7月に東北製造所がある宮城県大崎市で発生した大規模水害に対する義援金寄付などの活動に取り組んでいる。
今回、こうした一連の取り組みが評価され、レジリエンス認証の「事業継続および社会貢献」の取得に至った。
「レジリエンス認証」は、内閣官房が進める国土強靭化の趣旨に賛同し、事業継続に関する取り組みを積極的に行っている企業・団体を「国土強靭化貢献団体」として認証する制度。レジリエンスジャパン推進協議会が審査・認証し、企業・団体の事業継続(自助)および社会貢献(公助)の取り組みを広めることで、社会全体の強靭化を進めていく。
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