信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、1925年(大正14年)創業の老舗ガラス工事業者、古田ガラス(東京都調布市)が7月19日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は3億7800万円とみられる。
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大手や準大手のゼネコンを得意先に、首都圏1都3県のオフィスビルやマンション、各種商業施設などで板ガラスの設置工事やガラスフィルムの貼り付け作業などを請け負っていた。2003年4月期の売上高は約6億7000万円を計上。しかし、受注高に上下があり、2020年4月期以降はフリーキャッシュフローが3期連続で大幅なマイナス計上となっていた。2022年10月には本社ビルを売却し調布市へ移転するなどのリストラも進めていたが、資材価格の高騰に対応できず、6月29日までに実質的に事業を停止していた。
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