インフレと不景気のダブルパンチで受注に苦戦する工務店が増えている。これからの時代はDXによる営業効率を高めることが求められる。DX活用や導入のポイントを紹介する。
Q. 大きな工務店で現場監督の忙しさを解消するには?
A.住宅を半規格化してマニュアルとチェックリストを整理。新卒・若手は現場検査の専任とし、第三者検査会社が補う。中堅・熟練は予算と工期管理のほか、施工管理システムで若手を管理
ケンジ 住宅業界で「忙しい」職種の代表である現場監督。どうしたら監督の忙しさは解消できるのかな。
松太郎 簡単だよ。人を増やせばいい。だが経験者を採用しようとしても応募者が来ない。
ケンジ 施工管理の技能をもつ人材が少ないから? それとも技能者はいてもこの仕事はやりたくないのかな?
松太郎 両方だね。住宅市場に活気があった時代に施工管理を軽視したツケだ。まともな仕事を経験してない現場監督が増えた。現場軽視の会社で働いて心が折れた経験者も多い。
ケンジ 人材不足はどう補えばいいのかな。
松太郎 大きな工務店の場合、新卒を含む未熟練者の活用だ。
ケンジ 多くの業界で試みられている方法だね。従来の分業化をさらに進め、業務を作業レベルに分解。マニュアル化により単純作業に置き換えられる部分を未熟練者に担当させる。
松太郎 置き換え不可の部分のみ技能者に担当してもらうか、その部分を丸々外注化するやり方だね。大きな工務店は現場監督の人材不足に対してこのやり方で対処している。
ケンジ 本来、現場監督は・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー8月号(2023年7月30日発行)「楽」は正義! DXらくらくワーク超入門』(P.76〜)でご覧ください。
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