信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、トラストホーム(神奈川県横浜市)が7月10日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債は約1億8700万円。
《関連記事》2023年上半期の企業倒産、建設業は前年同期比36.2%増
同社は、本社が横浜市内であるが、静岡県内を主力商圏として、木造注文住宅の新築工事を手がけており、2021年1月期には年売上高約3億1800万円を計上していた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によるウッドショックの影響で木材価格が高騰。採算悪化と住宅価格の値上がりによって受注減少を余儀なくされていた。2022年1月期は年売上高約2億1900万円に対し、当期純損失約2700万円を計上。その後も立て直しに至らず2023年2月24日に事業を停止し、今回の措置となった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。