木構造振興と日本住宅・木材技術センターは7月24日、林野庁補助事業「CLT活用建築物等実証事業」の2022年度追加募集で3件の提案を採択したと発表した。5月22日から6月12日の募集期間に8件の提案があった。
同事業はCLTを活用した建築物の設計・建築または部材の性能の実証、街づくり(隣接・近接カ所に複数のCLT建築物等を設計・建築)の実証、CLT製造企業との連携構築のためのモデル的な取り組み(CLTの低コストな安定供給に向けた実証)等が対象。建築費等の事業経費の3/10または1/2を上限に助成。さらに、「協議会」の運営費の定額を助成する。
採択された事業は、▽(仮称)大宮区大門町テナントビル5階建てプロジェク ト新築工事の設計実証(さいたま市、協議会運営者:ライフデザイン・カバヤ)、▽株式会社ゆうき新社屋新築工事の建築、性能実証(埼玉県久喜市、協議会運営者:UENOAarchitects一級建築士事務所)、▽平塚つくし幼稚園増築project(神奈川県平塚市、協議会運営者:ライフデザイン・カバヤ)――の3件で、CLTの主な使用方法はいずれも構造体。
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